あのまま関わっていたら、息子はきっと今より低い学歴だったでしょうし(進学を妨げられた)、旦那の実家からは「親だけ出禁」ではなく「我々ごと出禁」を食らっていたかもしれません(笑)
さて、本題です。
「子供には親の介護義務があるのか、ないのか?」という話、ネット上でも情報がかなり混乱しています。しかも、間違った記事を学んだAIが、そのまま間違いを拡散しているケースも見受けられます。
というわけで、私なりに調べた結果をまとめておきます。
●子供には親の「扶養義務」はあるが、「介護義務」はない
法律上、実子には親に対して扶養義務(民法877条)があります。
ただし、これは「経済的な援助」までが義務の範囲であり、
自分で介護をしなければならないという義務は一切ありません。
親が経済的に困っている場合には、扶養(なんらかの援助)義務が発生します。
一方で、親が十分な資産を持っている場合には、扶養義務そのものが生じません。
「お金で生活が成り立っているなら、子が助ける必要はない」という考え方です。
もし親が困窮している場合は、金銭援助・生活費補助・施設費用の負担などが、求められることがあります。
ただし、これはあくまで「子ができる範囲内」での話です。
自分の生活を犠牲にしてまで介護や扶養を強制されることはありません。
●「介護義務」という言葉は法律には存在しない
「介護義務」という用語は、実は法律上に存在せず、法律で定められているのは「扶養義務」です。
●AIやブログ記事の誤情報
最近、アメブロの公認トップブロガーさんが「実子には親の介護義務がある」と大きく書いていたのを見ました。
その影響で、AIがその誤った情報を拾ってしまう可能性もあります。
親との関係で悩む人がこれ以上混乱しないよう、私はこの記事で「子供に親の介護義務はない」という情報を出しておきたいと思います。
*この記事の内容は、あくまで執筆時点での法制度や一般的な解釈に基づいています。
内容を鵜呑みにせず、厚生労働省・法務省・自治体の公式情報や、弁護士など専門家の意見も必ず確認ください。