9月6日、朝に電話が来ました。
朝や深夜の電話はたいてい良くない電話です。
案の定、北海道の旦那の実家から訃報でした。
息子にとっての祖父です。
冬に余命宣告を受け、調子が悪くなったり良くなったりしてました。
いざって時の為にここ数ヶ月は仕事を前倒し気味にしてましたが、やはり急なお知らせでした。
向こうに親族は義理の母しかいません。
私と息子が先行して北海道に行き、旦那は仕事の都合で1日遅れで行くことになりました。
家からホテルだけ予約して、喪服とかをスーツケースに詰め込み羽田に移動。
電車移動時に義理の母から葬式についての電話がきます。
旦那は会議中だったので私が出るも
「すでに葬式会社の会員になっていて、小さなお葬式の安いプラン(10万円)でやろうと思っている」
との話でした。
実は我々で葬儀会社を見つけてはいたのですが、義理の母が予約をしていたのならそこでいいだろうとの判断。
いかんせん、電車のホームなので会話も良くできません。
羽田で航空券を購入。混雑していて飛行機一番後ろの2列席が取れました。
出発までの時間でお昼を食べ、飛行機で新千歳へ。
今回の飛行機は台風と並走していて、過去ナンバー2くらいの揺れ具合です。
(ナンバー1は外国で乗ったセスナ機)
札幌駅近くのホテルにチェックイン、荷物を置いて電車で実家まで。
結局16時過ぎに到着です。
その実家で見たのは40万円の葬儀見積もり。
なんじゃこりゃ!?
一瞬で悲しみが吹っ飛びました。
10万円プランなのになぜ40万円にもなったのか?と義理の母に聞くと、
「10万円プランでは葬式ができないと言われ、その上の27万円プランを契約するように言われた。
27万円プランにある写真や花は要らないと言ったけれど、プランに入っていて使わなくても支払うことになると言われた。なので遺影用の写真は渡した」
27万円に加え、遺族送迎用のバス、火葬場控室、友引が入っているので追加の安置所利用料等で40万円。中規模葬式ができますな。
我々「なぜ10万円プランでできないのか聞きましたか?」
母「わからない」
我々「死亡診断書の原本は誰が持ってますか?」
母「わからない。病院の人?手元にコピーはある」
むぅ、私も何もわからない。
死亡診断書は葬儀会社が役所に届けて火葬許可書をもらってくれる代行サービスがある。多分それであろうかと。
葬式に関しては初動を間違えた。
配偶者が死んで何もわからない老人相手に葬儀会社が安いプランで釣るも、結局安いプランは不足があるとして高いプランに誘導する。
小さな葬式ってのはトラブルになりやすいと聞いてたけれど、こうなるとオトリ物件であり、ほとんど詐欺である。
実家でネット会議を開き、本土に居る旦那を含めて全員で話し合い。
方針をまとめ、明日の朝一で業者と交渉することになりました。
打ち合わせも終わり、息子と二人で電車に乗ってホテルに帰ろうとしたら、台風で電車が止まってました。
踏んだり蹴ったりな状況に大人しく従うのは性に合わない。
「おのれぇ~台風~!」
と台風を罵りながらJRを出て、地下鉄の駅に行くバスを発見して、それに乗り込み地下鉄駅まで。
電車でそのまま「すすきの」に移動して夕食。すでに10時を過ぎていました。
SHO-RIN すすきの本店。スープカレー。
勢いでバー ヴェッキオまで行ったのは明日に備えてのガソリン注入です。
ショット バー ヴェッキオ。スパークリングワインを使ったカクテル。
それにしてもとんでもない1日でした。
そして明日はあさイチで交渉です。
続く。